ニゴロバ ~明日は256倍がんばります~

典型的ダメ人間が綴るPC・スマートフォン・Web関連の情報ブログ

今時のCeleronは侮れない…Acer Aspire V5-131長期使用レビュー

投稿日:2017年2月10日 更新日:

AcerのAspire V5-131はIvy Bridge世代のIntel Celeronプロセッサーを搭載したノートブックです。なんと今更な。でもいいのです。

元々このPCは2015年6月に友人から格安にて譲っていただいたもので、先日ひょんなことから友人の元へお帰りになりました。

ざっと一年半ほど利用したことになりますが、その間軽作業用のノートPCとして意外とよく利用していましたので、大変今更ではありますが、レビューしたいと思います。

アマゾン商品データの取得に失敗しました

スペック

正確な型番はAspire V5 V5-131-N14D/S。Aspire V5シリーズ一番の廉価機種です。ざっくりとしたスペックは、

  • CPU: Intel Celeron Dual-Core 1007U 1.5GHz
  • RAM: 4GB(空きスロット1)
  • HDD: 500GB 5400rpm
  • 画面解像度: 1366×768

といったところ。ちなみに光学ドライブ非搭載であります。

今時のCeleronってどうよ?

Celeronプロセッサーと言えば、Intelの廉価CPUのシリーズ名です。

このAspire V5-131に搭載されているCeleron Dual-Core 1007Uも、コア数2、動作周波数1.5Ghzという数字が示す通り、重量級のソフトウェアを快適に動作させる性能は望めません。

しかし、技術の進歩というのは凄いもので、ベンチマーク上はCore 2 Duo P8600 2.4Ghzとほぼ同等の性能を誇ります。スゲェ。

動く!動くぞ!

そんな訳で、軽いブラウジングやドキュメント作成においては、実にストレスフリー。さすがにハイエンドなハードと比べるとそれは遅いですが、上を見ればきりがないですからね。

一昔前の安PCとは違い、RAM容量にも余裕があります。遂に廉価機種でも4GBのRAMを標準搭載する時代がやってきました。さらに空きスロットが1つあり、公称8GBまでの増設が可能なので、ブラウザのタブ大量派の方も安心。

キーボードのフィーリングは?

Aspire V5-131のキーボード

実は私、今主流のアイソレーションタイプのキーボードがあまり好きではありません。このPCも例に漏れずアイソレーションキーボードを搭載していますが、割と慣れるものですね。

キーのタッチは「ペチペチ」といかにも安い感じのタッチですが、不快ではありません。実際安いですから、しょうがないところではあります。

メモリ増設とディスク交換が実に簡単であります

初期状態でもそれなりに使えるPCには仕上がっておりますが、中にはRAMを増設したり、ディスクをSSDや大容量のHDDに変更したい方もいるでしょう。

そんな方に朗報です。なんとこのPC、ネジを一本緩めて裏蓋を外すだけで、メモリスロットとディスクマウンタがお目見えします。分解という言葉を使うのも大げさなほどの、なんという親切設計(?)。

裏蓋を外した様子

私もRAMを8GBに増設し、起動ディスクもSSD 240GBに変更して使用しておりました。CPUがCeleronなのに対して明らかにオーバースペック感が漂いますが、無茶をしなければむしろもうこれでいいんじゃないかという気もしてきます。

導入したパーツはメモリがCFD-PanramのD3N1600PS-4G、SSDがSandiskのSDSSDXPS-240G-J25でしたが、どちらも1年半何の不具合もなく動作しておりました。

アマゾン商品データの取得に失敗しました

アマゾン商品データの取得に失敗しました

Windows 10との相性は?

このマシンの出荷時搭載OSはWindows 8で、Windows 10へのアップグレード対象です。

結論から言うと、Windows 10でも動作には問題なしで、クリーンインストール状態からでもすべてのドライバが自動で導入されます。

ただし、自動導入されるタッチパッドドライバに難があり、3本指でのオペレーションが死亡し、2本指タップの反応が極端に悪くなります。

それ以外に目立った問題は見つかりませんでした。

今時のローエンド機の性能にびっくりした一台

友人があまりにも安く譲ってくれるというので、とりあえず頂いておいた一台で、正直あまり期待してはいませんでしたが、意外な出来の良さにびっくりしました。

動作もそれなりに実用的で、今時のローエンド恐るべし、です。

現在某オークションサイトでは一万円もしない程度の値段で入手できることができるようですし、適当に遊ぶには良いおもちゃなのではないでしょうか。ではまた。

アマゾン商品データの取得に失敗しました

-ハードウェア
-

関連記事

全ガジェオタ大歓喜のUSB急速充電器Anker PowerPort 10長期使用レビュー

気がつけば定期的に手元に新しいガジェットが増える日々。そしてガジェットが増えると必然的に増えるのがバッテリーの管理。部屋の電源周りは充電器であふれ、いつしかケーブルが散乱しているなんてこともざら。そんなあなたにオススメなUSB充電器、Anker PowerPort 10のご紹介です。

4Kディスプレイ購入記(2) 私がEIZOを選んだ理由

各社が最も力を入れており選択肢が多い27インチの4Kディスプレイ。この記事では私が実際に候補として検討した製品を中心に、各社の代表的な27インチ4Kディスプレイを紹介します。私は熟考の結果、EIZOの「FlexScan EV2785」を選びました。

【レビュー】憧れの高級キーボードRealforce All30g 108UDKを買いました

有名な高級キーボードである東プレの「Realforce」シリーズ。私も長年使ってみたいと思いつつ、その価格からなかなか手を出すことができなかったのですが、思い切ってALL30g荷重のRealforce 108UDKを購入して一ヶ月が経ちました。評判通りとても素晴らしいキーボードだったので紹介したいと思います。

4Kディスプレイ購入記(1)4K解像度にベストな画面サイズは?

近年価格が下がり、一気に手の出しやすい製品も増えてきた4Kディスプレイ。一昔前までは出力するPCもハイエンドなグラフィックが必要というイメージでしたが、時代は進み今ではCPU内蔵のグラフィック機能までもが4K解像度の出力をサポートするようになりました。昔に比べて導入のハードルが下がった4Kディスプレイのサイズを比較します。

もうおうちに帰らなくていい大容量モバイルバッテリーAnker PowerCore+ 26800 PDを買ったのでレビュー

Surface 3のお供のモバイルバッテリーとして、Anker PowerCore+ 26800 PDを購入しました。ヘビーモバイラーも安心の26800mAhという大容量かつ今流行りのUSB Power Delivery(USB PD)にもしっかりと対応。ナイスなモバイルバッテリーさんをレビューします。これを持ってさえいればもうありとあらゆる機器の電池切れに怯えることはないのです。重いけどね。

プロフィール

駆け出しブロガー。PCやスマートフォン、Webに関する情報をダラダラ発信中。

Twitter[@nigoroba]でも絡んでいただけると嬉しいです。